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セルモ羽倉崎では、昨日から期末テスト対策の補講・自習解放を行っています。今回はいつもより1週間早く始めました。
まず、最初に何をしているか?からお話しします。
ズバリ期末テストでの目標点数の設定です。(早い生徒は中間テスト後すぐに次回の目標を決めています。)
この作業を行わない塾もあります。講師主導で行う塾もあります。当教室は生徒主導で行います。「主体的に考える訓練」を同時に行えるからです。
まず、各教科の前回テスト結果(または過去最高点)の確認、次に目標点数の記入、そして各教科の学習目標を立てる作業を行います。
目標と勉強スケジュールは、学校・学年・クラスによっては、担任の先生が提出させ、コメントを返してくれることもあります。しかし、これだけでは不十分すぎるのです。
なぜなら、適当に書けたり、とりあえずで書けるだけのやり方になると、目標と行動レベルの開き具合の調整や、子供たちの期待値調整(これだけやったら本当に点数上がるかもという感覚)が全くできないからです。
そうすると、「後で言い訳できる目標設定」になります。
ですから、この「作戦会議」がとても重要なポイントになります。
①自分の現状を客観的に判断できているか。
②目標への本気度を測る。
③行動が具体的に考えられているか。
を話をしていきます。本気度が高いほど、行動が具体的なことが多いです。
講師(K):「前回テスト何点だった?」
生徒(S):「忘れた…」
※客観的な判断ができていません。→指導が入ります。
K:「ここに書いている作戦を実行したら目標点数いけるってこと?」
S:「はい。」
K「じゃぁ、ワーク終わらせたら目標の85点とれるんやな?1回終わらせたら大丈夫なの?」
S:「え~っ、2回ぐらいは…。」
K:「だったら2回するように行動変える?それとも前回と同じ点数で満足?」
S:「いや、85点取りたいです。」
K:「じゃっ、1回目いつまでにする?」
S:「●●日までには…」
K:「OK。それチェックするからね。」
こんな会話を5教科で行っていきます。
→ツッコミがえんえんと続く場合も、比較的あっさり終わる場合もあります。
○○ザップは「結果にコミット」ですが、当教室はまず「行動にコミット」してもらいます。
そうすれば「目標に手が届く=成績は上がっている」状態が作り出せます。
どこがコミットの着地点か?
目標と本気度が一致する行動を立てていると本人が感じられるところです。
自分の意志でコントロールできる部分に最大限のコミットをしてもらいます。
ご自宅で親子でできればいいですが、大半のご家庭では親子喧嘩になってしまうでしょう。
もしくは、「親が勝手に立てた目標」になってしまうでしょう。
学校でも担任の先生方がここまで踏み込むには時間がないと思います。
誰かによって演出された成果ではなく、自立した個人により引き上がった成果を体感し
更に高い目標を持てるような力を手に入れていきましょう。
最後までありがとうございます。