- カテゴリ
1学期のテストの時期です。
この界隈では、早い所で来週月曜から。
一番多いのが来週木金のパターン。
過去4年間の某中学校の中学1年生の中間テストと期末テストの変化です。
中1最初のテストは平均点がかなり高く出やすいので、次の期末テストとの平均点での格差はかなり大きいです。
5教科で70点前後~80点ほど下がることもあります。
その年の問題の難しさなどの影響はあまりないと考えていいと思います。
中間テストでは、どの年も、英語と数学の平均点がとても高いのが特徴です。そして理科も割と高めです。
次の教科書改訂・学習指導要領の大きな改定で少し変わるかもしれません。
数学は、正負の計算になるものの、計算は小学校2~3年生で習う1桁・二桁の足し算引き算からなので、そんなに難しくないはずです。
英語も、アルファベットの大文字小文字が書ける、自分の名前を英語で書ける、といったところが多いので点数が高くなりがちです。
理科は、実験器具や身近な植物の導入レベルまでしか、進まないので、これも高くなりやすいです。
そういう意味では、国語が小学校とは違い、時間内にかなりの量を読まなくてはいけないので問題量についていけない、100点がなかなか取れない、問題になっているので、難しく感じるかもしれません。
社会は小学校と比べ、覚えておく量がかなり違うので、これも平均が高くなりにくいですね。
国語は授業を聞く力、板書や先生のプリントを整理する力がついているかいないかで大きく変わるでしょう。
社会は、小学校と比べ、試験までに整理するべき量が全く違うので、家で試験勉強をしっかりする習慣がついているかどうかで大きく変化するでしょう。
そういう意味では、数学・理科で小学校までに身に着いた知識や学力が中学で通用するかの第一関門で
国語が、授業をしっかり聞く力とこまめに勉強する力(漢字などで格差が出る)、
社会で、教科書を読んで、ノートを整理する力、自宅でのテスト勉強の仕方が身に就ているかのバロメーターになるのでしょう。
だから、中間と期末テストでの平均点の差が他の教科に比べ、少ない科目になっているのでしょう。
もし、ご家庭で子どもの学力をチェックされるなら、
①数学:小学校で基礎が身についているかどうか。
②英語:中学でスタートする科目です。英語の点数が中間期末で大きく下げる子は、勉強量不足です。
③理科:細かくなる知識の習得に興味があるのかどうか。
④国語:コツコツ勉強しているか、授業をしっかり聞けているか。
⑤社会:テストに向けての勉強をしっかりできる学習習慣がついているか。
この辺りをよく観ておいてくださいね。