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公立高校の受験高校を決める面談の時期です。
私立高校の受験結果と中学全体の内申点で今までに決めていた志望校をどうするのかもう一度真剣に悩んでいる中学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
まず、大前提の話をします。
もう、内申点は変わらない。
つまり、受験に際しての持ち点は変わらないのです。
影響は大ですが、そのことはもう、どうしようもない。
かといって、内申点を気にしすぎて受験校を変えたところで合格する保証はありません。
合格可能性は変わりますが合格の保証はどこにもありません。
だから、気持ちと実行力をよく考えて判断してください。
行きたいと思っていた学校を受験しないと後悔しますか?(チャレンジ受験するばあい)
後悔するなら受験する強い気持ちを持つことです。
強い気持ちとは、「受ける」ではなく「受かる」ということ。
受験は記念ではないので、「受ける」だけでは意味がない。
「受かる」ために残された時間をどうするのか?
厳しいと言われたら言われるほどそのギャップを最後まで埋めないと。
悩んでる暇も落ち込んでいる暇もありません。
受験校を志望校と変える理由は何ですか?(チェンジ受験は悪くない)
この時期、「受験校を変える」というと落ち込んでいる子が一定数います。
これ、違います。明確に否定します。
受験校を変えることはわるいことではない。
「受験校を変えるに至る気持ちの持ち方」に問題があるんです。
1.今の自分に志望校を合わし続けるパターン
A高校志望→模試の判定が悪い→安全圏のB高校へ→学校でダメだし→自信を失くしC高校へ
現状維持は後退です。努力して掴み取る意識がなければ、
どんだけ変えても受験会場に入った瞬間負けてしまっていることも多々あります。
そのため残念な結果になることもあります。
2、他人に左右されてしまうパターン
公立高校の場合、内申点が入試点数に占める割合はとても大きいでしょう。
それだけに、学校の面談で言われることばは、真実であり、
進路指導の話も過去の莫大な卒業生の数から割り出した経験値なので一定の判断基準になります。
ですが、内申点は過去の累積点数でもあり、必ずしもあなたの現状の数値ではないのです。
そこを見間違えると、受験校選びを間違ってしまいます。
周りにしっかりとみてくれる人がいる場合は、おおいに頼るべくです。
受験校を変えるならば、積極的に!~「戦略的変更のススメ」~
どうどうと自信を持って受験校を変えればいい。
「殿、戦況すこぶる悪く、ここは一旦引いて陣を立て直し・・・」
時代劇で形勢不利な時、無茶な突撃を避け、一度引いてからもう一度攻めなおす。
よくあるシーンです。
高校入試はとても大きな目標の一つだけれど、すべてではありません。
あくまでも、通過点目標のひとつです。
無理して入った高校で、成績が下位になるよりも、無理せず入った高校で上位の成績になり
進学や就職の推薦がもらいやすくなったなど、よく聞く話です。
人に言われたことなど一時的なことに左右されず、自分の将来を考え、
その上で、決める。
大切なことは、「自分で決める。」
そして受験の日まで決して手を抜かない。
結果を自分で受け止める。
幸せな結果でも、試練になっても、そこで止まらず
次に向って進んでいく。
毎年、この時期の私の塾内では、
生徒や保護者の方々と最終の受験校をどうするのか
じっくり話し込みます。
それは、励ますため、勇気づけるため、最終目的を見つめなおすため。
無謀な受験をかっこよく美化させずに、やってきたことが返ってくることを理解させるため。
実績や現状をどのように見立てていくのか、という生きる力をつけるため。
そして、最後は「身近な人に理解してもらい、自分のことは、自分で決める。」
受験校の決定をしなければいけない週末です。
しっかり考えて自分が納得する選択をしてください。
最後までありがとうございます。