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受験本番の時期ですね。大学受験はセンターが終わり、私立大学の一般受験がどんどん行われています。
中学受験も一番大きな波は過ぎましたが、2次受験など後しばらく続きます。
大阪の高校受験は、10日後に私立高校、その後公立特別選抜、3月に公立高校の一般選抜が行われます。
不定期ですが受験真っ最中のシーズンですので、
家庭で注意する「失敗しない受験」シリーズをお伝えしていきます。
もう、何円か前の話です。
「プルルルル、プルルルル。」
私立高校受験の前日、教室で授業準備をしている時に1本の電話がかかってきました。
受話器をとると、塾生のお母さんからメチャクチャ焦った声で…
「先生、うちの子、今日は塾お休みします。」
受験前日は、
「寒ければ体調優先で家でゆっくりしてもいいよ。塾でも軽めの確認して8時までには帰ってもらうから。」
と毎年話しているので、丁寧に休みの連絡をくれたんだと最初は思っていました。
ところが、よく聞くと、
「熱っぽいので、病院に行ってきます。」とのことでした。
受験前日…
それは、ちょっと気になるなぁ。もし、インフルエンザとかだったらやまずいな。」
さすがに心配になりました。
「お母さん、では病院に行って、戻ったらすぐに休むようにしてください。私は高校に体調不良の場合の別室受験や振替受験が可能かどうかなど聞いてみますから。」
「あと、今の時間ならまだ、中学に先生がいるでしょうから、中学から高校に連絡を入れられる体制を作っておいてください。」
私が受験校に確認を入れる準備、おかあさんには中学に連絡を入れる準備をしました。
幸いなことに、彼女の熱は試験当日には治まり、無事通常の受験をすることができ、合格もしていました。
【受験の2週間くらい前から各家庭で注意すること】
勉強したとかしなかったとか、そんなこともありますが、やはり、万全の態勢で当日を迎えることほど大切なことはありません。
インフルエンザやノロウィルス、通常の風邪も含めて厄介な病気が多い時期です。
家庭内での予防は最大限行って、病気で力が発揮できなかった、受験ができなかったなどないように細心の注意を払ってください。
①うがい、手洗い、マスク、(可能であれば予防接種)は当たり前。
受験生本人は当然・当たり前のことですが、ご家族含めて家の中に風邪やインフルのヴィルスが蔓延しないようにしてください。
②実は飛沫感染よりも接触感染が恐ろしい。
咳と一緒にヴィルスが飛散する、などよりも実は接触感染リスクがとても高いらしいです。
風邪ひいている人とタオルを共用しない。
消毒用アルコールで手洗いのあと更に消毒。
テーブルなどもアルコールで拭く。
特にドアノブやテレビのリモコンなど、みんなが共用で触るものが一番菌がついているようです。
空気中なら数十分~数時間で死滅する菌も、ドアノブなどの金属についた菌は24時何近く死滅しないそうです。
その辺りをこまめにアルコールで拭きとる。
これが注意すべきポイントとして大きいようです。
③手で顔(特に口回り)を触らない。
手についた菌をわざわざ口に持っていくとどうなるかはわかっていても、ついつい癖で触ってしまう。
できるだけ顔を触らないようにしましょう。
スマホ片手にお菓子をつまむ。
爪やさかむけを歯で噛むなど絶対にやめましょう。
④一番の感染源はお父さん?
不特定多数の人と接することが多く、通勤電車に乗っていてお父さんほど、家庭に菌を持ってくる人はいないそうです。
※最近ではお母さんも通勤電車で仕事に行っているケース、兄ちゃん・姉ちゃんが通学で電車に乗ってる場合もリスクはもちろん高いですが…
それでも、満員電車の乗っているお父さんほど高いらしいので要注意ですよ!
【それでも、かかってしまった場合は】
①前日までならば、塾に行っている人は塾に連絡をして、どうすればいいか聞いてください。
対応策を教えてくれると思います。
②前日の18時頃までなら、ほぼ確実に中学校に先生がいます。すぐに連絡をして、受験校の対応がどのようになっているか
確認をしてください。各中学経由の方がトラブル対応に答えてくれやすいです。
③受験当日に発熱が高い場合。
これも同様に、わかった段階ですぐに中学へ連絡です。
受験生の応援で、近隣の駅などに3年生の先生は散らばっています。
進路指導主任の先生や教頭・校長先生も受験当日は学校にいていることが多いので対応してくれるケースがほとんどです。
確実にインフルエンザの場合と、発熱しているが風邪かインフルエンザかわからない場合は、
受験校により異なる場合があるのでしっかり確認してもらい、指示に従ってください。
では、くれぐれも体調には注意を払って万全の態勢で挑んでください。