「できる」と「できた」の違い言えますか?

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中間テスト直前です。

以前間違った問題、自力で解けなかった問題などの再チェックが本当に大切です。

塾生たちに確認します。

「なぁ、このワークで間違ってた問題、解説見たよなぁ。」

「見ました。」

「じゃぁ、大丈夫やなぁ。できるな?」

「できます。」

「そっかぁ。じゃあ、やってみ。(紙を渡す)」

ここで、反応は2つ。

一つは、スイスイ問題を解いていくパターン。

「なんで、こうなるのん?」

「○○が△△で□だから…」

解説もばっちりです。

これが「できた」のパターン。

もう一つの反応。

紙をにらんでフリーズ状態。

少し書き出すが、理解というより、暗記したものを思い起こそうとしている雰囲気。

「できる言うたやん。」

「いや、昨日はできたんですけど…(汗)」

という感じです。

これ、「できる」のパターンです。

 

運動会シーズンだったので、お父さん・お母さん、こんな経験ありませんか?

「こう見えても、小中学校の時は徒競走はクラスで1、2番やったんや。」

「よっしゃ!今日のPTAリレーでもいわしたろか!」

頭の中は昔の軽快な自分の走る姿。体も軽いし、足の回転が速い。

この、昔の記憶が鮮明過ぎて、実際に走っている時の頭の中は、足が高速回転しています。

ところが、現実は足が回転していない。おかげでイメージ先行の上半身だけ前のめり。

そのうち、足がもつれてバランス崩してダイビング。

怪我がなければ幸いです。

 

これが「できる」イメージで「できた」ではない場合です。

しっかり解説を見たこと事実なら、「できる」イメージが強く残ってます。

鮮明な成功イメージが残っていて、「つもり」になっていることに気づかない。

うそではありません。

だから、

「できへんやん。ちゃんと勉強し。」とか言って叱責してはいけません。

「つもり」か「できた」かどうかを確かめて、

「つもり」の状態だったなら

「できた」になるまでもう一度、二度三度やってみればいいのです。

彼らの頭は若くて軽快です。

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