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2018年 高校訪問スタートです。
御堂筋線 天王寺駅からなかもず方面に一駅。昭和町の地下鉄階段を上がれば、道沿いに約5~6分。タイル貼りの大きな校舎とその先に見える教会。
中学と高校、約2000人が通う桃山学院中学高等学校です。
本日の説明会では、チャプレンのお祈りから始まりました。キリスト教ならではのスタートです。
そして、この10年間での国公立大学合格者の伸び、特に近年飛躍的に伸びている、学校の取り組みについての話がありました。
桃山学院高校と言えば、進学TOPクラス私立高校では珍しく、制服がありません。(標準服と言われる制服はあります。)これは、1971年から続く伝統です。半世紀弱、制服がないんです。当時の自治会の要望で、制服がなくなりました。まさに、「自由と愛」を建学の精神にしている証です。
「生徒が主体的に自由を勝ち取る」その裏にある自主規律の精神が流れています。
ですので、いわゆるガンガンに詰め込んで勉強ばかりさせるという風潮はなく、一見ゆるーい雰囲気です。
でも、生徒一人一人の意識の高さ、先生たちのあふれる愛と教務力はさすがTOP校という雰囲気です。
ここ数年の難関大学の合格者数の伸びを見ていると、約10数年前に大学進学に陰りが見え、その後さまざまな改革をしてきたことが功を奏し、2020年の大学入試改革にFITするような気がします。
また、留学制度も充実しており、国際コースからの留学の充実度は他校に比べ群を抜いています。高校時代に海外の高校に留学を考えるなら絶対にお勧めです。
併設の中学も、中高一貫校として認知も高まり、学力だけでなく、語学教育に他校にないプログラムが多数あります。
オンライン英会話など他校にあるもの以外に、大学の交換留学生との定期的な交流なども盛んで英語以外の母国語も含め、真の国際交流が可能です、当然、生徒さんたちは異文化に興味関心を持ち、語学へのモチベーションが高まります。水準に到達していれば、高校の国際コース同様、1年間の海外留学も可能というプログラムもできています。
ゴリゴリの詰め込みでなく、ゆったりと自主自律で学力を上げていきたい、スポーツと両立させたい、という人には特におすすめの高校です。