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夏休みと言えば、たくさんの宿題、絵・習字・自由研究、
人権作文、ポスター、標語、最近では英語日記。
小中共通でド定番はなんといっても、読書感想文ですね。
原稿用紙〇〇枚、死にそうになります。
個人的には、この宿題嫌いです。理由は、一部の人を除き、本が嫌いになるから。
原稿用紙5枚ですよ。大学入試の小論文で800字ぐらいが一番出題されています。つまり原稿用紙2枚。
要約する力、構成する力、まとめる力、全てが劣る小学生や中学生に2,000字書かせて、どんなメリットがあるのでしょう?
「夏休みだし、本を読みなさい、読みましょう。」「きっと、いい体験ができる、疑似体験ができる、知らないことを知れる、すごい人と出会える(本の中で)、共感できる。」
そうです。本を読むことに一切の否定はしません。むしろどんどん読んで欲しいです。私は本大好き人間です。毎日本屋さんに行っても飽きないです。(最近は読めてませんが)よく本は読みます。本を読んでる人と本の話をするのも大好きです。
それだけに、2000字の宿題のために本を読んで苦痛に感じたり、読書嫌いになることにとても抵抗があります。実際に大学入試で、高校生や浪人生が800字の文章を書くのに、どれだけ苦労して、どれだけ添削してもらって、どれだけ考えてまとめ上げる練習をするのでしょう?
それに比べて、特に書き方を教わったりいつも練習しているわけでもなく、「夏休みになったらいきなり書け!」なんてやっぱりおかしいです。
今、夏期講習で中3中心に国語の演習で、100字を50字とか、200字を70字程度とか、長い要約の練習をします。それですら大変なのに、200ページ300ページある小説や評論分の要約に、自分の意見などを交えた文章を書かせますか?
それなら、課題を与えて、原稿用紙1枚(または2枚)にまとめる、意見を述べる。といった課題を2本出す方がずっと真剣味も増すのではないかと思います。
ここまでは、私見ですが、「どんな本読んでいいのかわからへーん。」という人に、本を嫌いになってもらわないように、塾内文庫があります。
人気作品はすでに貸し出された後で、しかもこの前買った本は家に忘れてしまいました。だからもう、何人も読んだ本や、私しか読んでない本もたくさんありますが、まだまだ、面白い本があります。あなたにぴったりの本もあります。
そして、まだ、本を決めていない人にお勧めする方法があります。
夏休みの国語のワークには、本の紹介、作家さんの紹介が結構書いていることが多いです。または国語ワークの問題のなかに、出典として、本の題名と作家さんが書かれています。問題読んで興味があったらその本を読むのは、高確率で夏休み明けテストの国語の問題にでてきそうです。
一石二鳥ですね。
もう一つは、本があまり好きでない人は、文庫本の短編集を選び、その中から書きたい内容を書いていく方がいいと思います。
短編小説は作品がバライティーに飛んでいた李、同じコンセプトで違う作家さんが書かれているので、いろんな味が楽しめます。好きな文体やストーリーが見つけやすく、次に読みたい本が見つかりやすいです。
また、ページが30ページから100ページくらいの間。通常文庫本が200ページから500ページくらいなので、かなり読みやすいです。しかも、ストーリーはしっかりしているので、まとめる時も楽です。
読み時間、まとめる時間、感想文を書く時間、全部合わせてもかなり短くできます。
参考にして下さいね。