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今朝の新聞にショッキングなニュースが1面トップに出ていました。2020年入試から始まる大学入試共通テストの試行のため、全国の高2高3対象に行われた国語(6.5万人)数学(5.4万人)の試験結果で、記述式問題の大半で正答率が低く、国語で50字以内記述の完全正答43.7%80~120字記述で完全正答0.7%、数学では記述3問が2.0%、4.7%、8.4%と全問1割を切り、無回答が46.5~57.0%だったそうです。
センターのマークシート方式から考える、考えをまとめて言葉にするといった力が必要といわれているのに現状はとても厳しい結果になっています。
もちろんテストの採点のしやすさや問題の出し方など本番までに改善もされていくでしょう。しかしかなり厳しい結果であったことは事実でしょう。
やはり、記述に関しては中学段階でしっかりとかける基礎を作っておかないと大変なことになりそうですね。記述ができない、論文が書けないといった高校生をたくさん作りだしそうです。
公教育で教えきれないことを私たち学習塾が担保しようとしているわけですが、○○高校合格者数No1などやってるばあいじゃないですね。猛省です。
国語の記述は抜き出しから要約まで、数学では方程式で「リンゴの数をx個とする。」「歩いた分速をXm、走った分速をYm」「△ABCの頂点Aから底辺BCに垂線を引きその交点をEとすると…」といった作文をしっかり書けるようにしないと大学入試共通テストには太刀打ちできなくなりますね。
いきなりそんなことできる子ばかりではないですから、それぞれに応じてのスピードで、必要なことはできるようになるように教える・観てる必要が益々高まりますね。
なんか楽しみです。