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先日、「誰にでもできることを続けることは誰にでもできない。」
をイチロー選手の高校時代の毎日10分の素振りを例に少し書かせてもらいました。
「できないこと」の隣にある「できること」
「長所」の隣の「短所」がとても気になります。
小学校のうちに、「そろばんで暗算」や
「計算中心のプリント指導」をやっていた生徒の中には
「暗算が得意、計算のプロセスを飛ばして早く答えをだす。」
という子がたくさんいます。
よほど、訓練された子(読み取り算ができるレベル)でない限り、
桁が大きかったり、小数点以下が多かったりすると、間違う頻度が高くなります。
2桁×1桁程度の暗算は早く正確なのですが、
それ以上になると結構間違いに気づかない。
多分、計算に自信がある分、
「間違ってるはずがない」と思い込んでいるのでしょう。
計算式の途中過程をしっかりと書いていかない。
結果、ミスが起きだすとその確率が高くなり、
ミスを発見できずに自信がなくなり、わからなくなる。
イライラして考えなくなる。
彼らは計算が得意なんです。早いんです。(長所)
それが、ミスの元(短所)になっているんです。
下手に指導し、短所をなくすと長所もなくなるんです。
長所を伸ばそうとすると、短所がたくさん目立ってくるんです。
保護者の皆さんが、
「あっ、なんか、その辺のバランスとるの以前に比べて難しい年頃になってきたな。」
と感じたら、すぐにご相談くださいね。
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