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佐野中・西信達中は来週、田尻中・長南中は再来週、1学期の中間テストが間もなく始まります。
塾に行ってる行ってない関わらず、学校のワークをしっかり利用した成績や学力に直結する勉強法をお伝えします。
これは新入塾生のワークのやり方を指導する時のポイントで、このやり方をしっかり守れば、7割の塾生の成績は飛躍的に上がります。1回のテスト前の指導で5教科で60点~150点アップしています。(※残りの3割は遡る必要があるので、徐々にアップするケースです。)
1つ目のポイント
ワークはこまめに添削する
途中入塾してくる塾生のほとんどがワークを仕上げてから丸付けをします。
この方法は時間がなく、提出直前に追い込む中学生の典型的なワークのやり方です。
厳しく言うと、彼、彼女たちはテスト前の貴重な時間に勉強ではなく「提出作業」をしてしまっているのです。
このやり方の問題点は、「雑」「ミスの見直しより移し優先」ということです。
そして最大の問題点はワークのスモールステップの構造を無視した取り組みになっていることです。
ワークの構造は、「基本」→「応用」→「発展」の順に並んでいます。
基本ができていないのに応用や発展ができるわけがないのを無視している勉強をしているわけです。
(作業をしているのかもしれません。)
特に英語や数学ではこの「基本問題」「A問題」で丸付けと見直しをしてから「応用」「B問題」に進むと理解の確認がとりやすくなります。
その強化が得意な子でも最低見開き事に丸付けを基本にしています。
(時間を計りやすいからです。)
理科や社会の場合は基本は語句などの暗記や基本の計算なのでこれを徹底的に覚えてしまい、応用の記述は個々人の成績により、やり方を変えていきます。
国語のワーク類は漢字ドリルや文法ドリルが中心になるので学校の提出物によりやり方を変更します。
2つめのポイント
ストップウォッチと時間縛り
次にスピードです。時間がかかってしまう子の特徴に「ダラダラ問題を解く」「思い出すのに時間をかけすぎる。」「頭で考えすぎて手が動いていない」といった傾向が強くあらわれます。
従って、ストップウォッチを片手に、見開き毎に時間を決めて制限時間付きで問題を解いていきます。
成績に自信のある子は制限時間を短縮します。
こうすると、難易度が受験問題ほど高くないワークでも難易度が高くなります。
更に高めたい場合は、雑音を少し入れ、集中しにくい環境を作ります。
実際に受験などで、「隣の席の子の鼻をすする音が気になって集中できなかった。」
などある話なので実は有効な方法です。
暗記系の「覚えた」はスグに書けること。計算系の「できる」は「早く正確に」が基本です。
3つめのポイント
リピート
繰り返すことです。3回繰り返す。
全部の繰り返しではなく、間違った問題が自力で解けるようになっているか?
単語や語句などテスト1週間前、3日前、前日、当日(前日にまちがったもの)とやっておけば理論上(エビングハウスの忘却曲線)はまず忘れないレベルになっているはずです。
全部チェックは時間がない。
だから間違えた箇所をしっかり覚えることに集中して時間を創出しましょう。
どうしようもない時は「根性論(=覚えるまで繰り返す)」もありますが、10回を5回、5回を3回と効率よくできるように工夫することが必要です。
※3回はチェックのための最低必要回数ですヨ!
これは、そんなに無理せず、手元の教材だけでも点数を上げられる方法の一部です。
中間テストまで日数は少ないですが、しっかり準備してください。