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4月2日の日曜日。
懇意にしていただいている学習塾の先生方と大阪城でお花見に行きました。
JR森ノ宮駅に集合。大阪育ちの私にとっては、何十回・何百回とうろうろした場所です。
そんなところですが、初めて行った場所が・・・
鵲森ノ宮神社(かささぎもりのみやじんじゃ)
なにやら張り紙があったので写メをとっていると、
掃除をしていた宮司さんが、「興味があるならご説明しますよ。」
と声をかけてくれました。
早速その場で講習会。
ここは、聖徳太子が唯一建立した神社です。
父親にあたる陽明天皇のために建立されたそうです。
聖徳太子の建立された建物はあとはお寺ばかりだそうです。
そして、太平洋戦争の大阪大空襲でも、神社の本殿は焼け落ちず、
爆弾の破片後が狛犬さんにたくさん残っています。
この辺りは軍需拠点がいっぱいで最も激しく空襲にあった地域です。
焼け落ちていないことはほぼ奇跡です。
なぜかお賽銭箱の横にはイチローの言葉が張られています。(そのことばは、また今度)
何か、自分が言われているようで妙に心に刺さりました。
そして、ここには、大伴家持が歌った和歌の石碑があります。
この歌は、小倉百人一首にもある有名な歌。
「古今集」にあります。
「かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞ更けにける」
難波の宮があった時代、(平城京の時代です)
この地に鵲橋という橋があり、その下に天野川という川が流れていたそうで、
たくさんのかささぎの羽でできた橋が天の川にかかり、その橋を渡る織り姫のお話を掛け合わせたロマンチックな歌だそうです。
こんな場所に、歴史を感じる場所があるなんて、いやぁ、知らないことっていっぱいですよね。