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「子どもに期待を込めて接することで、子供は期待に応えるよう積極的に行動し、よい結果に結びつきやすい。」~「ピグマリオン効果」について~
実際に教育現場や組織モチベーションに活用される理論で、しっかりと研究結果にも表れている真面目なお話です。
ギリシャ神話に登場するキプロス王のピグマリオン。彼は彫刻の名人です。自分の彫った理想の女性像に恋をしてしまいます。ピグマリオンは石像を本当の恋人のように接し、毎日毎日ずっと語り掛けます。その姿に心打たれた女神アフロディーナがその石像を人間の女性に変え、二人はめでたく結婚します。この神話をもとに「期待を込めて相手に接していると、相手は本当に期待に応えてくれる。」というのがピグマリオン効果の由来になります。
「できる。できる。」と期待を込めていう言葉は子供にとって「ピグマリオン効果」をもたらします。
ポジティブな言葉のシャワーを浴びせてあげてください。
子供さんが、「本当に期待されている」と感じたら、期待に応えようと積極的に動きだし、物事をポジティブにとらえるようになり本当に実現できるように頑張りだします
ただし、いくつかのポイントがあります。
①本当に期待を込めること。
口先の言葉は子ども見透かされます。周囲に謙遜して「うちの子勉強できませんから困ります。」など言わないように。
②コントロールを目的にしないこと。
コントロールすることは思春期の子供の成長を阻害しかねません。
③プレッシャーのかけ過ぎに注意すること。
過度な期待はプレッシャーになります。また、「期待に応えられないダメな子」と自己否定することにつながります。
子供さんの性格や言うタイミングを間違えないようにしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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