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各学年とも、1学期のこの時期は、計算問題が中心です。
1年生は正負の数、2年生は文字式、3年生は展開・因数分解です。
計算ミスの多い子は、「計算の途中式を書かない」「答えだけ写す(まったく意味がない)」「間違いを残さない」「消しゴムをよく使うが消し方が雑」「シャーペンのおしりで消す」といった共通の癖があります。
計算問題を上達させるには「消しゴムの使い過ぎ」を防いでいくことが重要です。途中式の間違いを消してしまって、残さない。
だから同じミスを何度も繰り返してしまう。
結果、自分の犯しやすいミスに対する練習が少なくなる。
暗算が早いことが大切なのでなく、プロセスをしっかり踏めているかを本人が第3者として客観的に観察できることが大切なんです。そして頭の中の考えを正確に早くアウトプット(ノートに書く)を繰り返す。これが計算スピードと正確さを同時に上げる第一段階の練習です。
そこで青ボールペンの登場です。(黒よりも字が綺麗に見えます。)計算を間違っても、「うっ、消せない…。」だから間違いは書き直すか赤でしっかりわかるように書くしかない…。
そうすると、自分のミスをするポイントがどこなのか自分で確認できるようになります。ミスするのが嫌で、丁寧に注意しながら解いていくようになります。
「うっかり計算ミスした。」「符号忘れました。」同じ生徒が同じミスを頻繁に起こします。そんな時はこう言います。
「ミスにうっかりはない。」そうなんです。起こるべくして起きるものなんです。「0と6の区別のつかない字」「消し方が汚くて+-の区別がつかない」「7の段の九九にミスが多い」etc
自分で発見することで気付きが増えて結果が変わる。その体験が人を成長させるんだと思います。
セルモ羽倉崎では、試験前の仕上げ時期に入り、ほとんどの中学生に青ボールペンを渡しています。
ボールペン1本で変わるなら一度試してみませんか?
長文、最後までありがとうございました。